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日本脳炎

定期予防接種(公費)

日本脳炎ワクチンってなに?

日本脳炎の予防に効果が期待できるワクチンで、日本脳炎にかかる割合を75~95%減らすと言われています。日本脳炎は発症すると重症化する割合が非常に多いので予防接種が大切です。
定期予防接種のため、定期予防接種期間内であれば自己負担なしで接種が受けられます。

  • 日本脳炎
    日本脳炎は、感染してもほとんどの場合は初期症状が見られないことが特徴です。感染した100~1000人に1人ほどが発症すると言われており、感染してから7~10日後に脳炎を発症します。脳炎を起こすとけいれんや意識障害を起こし、重篤な後遺症や命に関わります。発症すると2割~4割の人が亡くなり、一命をとりとめたとしても、多い割合で脳に障害が残ってしまう病気です。
    日本脳炎ウイルスは、日本脳炎に感染した豚の血液を吸った蚊が人の血液を吸うときに感染します。日本では蚊の増える6月~9月ごろに感染しやすくなります。飛沫感染などで人から人へ感染することはありません。
    蚊は6~9月に活発化し、昼間は田んぼなどに潜み、夜間に活動します。日本脳炎にかからないようにするためには、蚊に刺される可能性のある場所や時間に行動しないことが大切です。

日本脳炎ワクチンの接種時期

日本脳炎ワクチンは全部で4回の接種です。定期予防接種で3歳から接種が推奨されています。
またおたふくや水痘(水ぼうそう)のワクチンと同時に接種を行うことができます。

●一般的なスケジュール

1回目(第1期1回目):3歳になってすぐ
2回目(第1期2回目):1回目の後1~4週間後
3回目(第1期追加接種):2回目から約1年後
4回目(第2期):9歳~13歳になるまで

定期接種が可能な時期で、第1期は生後6か月から可能ですが、標準的なスケジュールとして3歳からの接種が推奨されています。流行地や養豚場の近くに住むことがあるなど、生活環境にもよって接種がおすすめの時期が異なってきますので、気になる方はご来院してご相談下さい。当院では予防接種のスケジュールや種類についてお悩みやご不安を解消していただけるように初めてのお注射外来を実施しておりますので、ご予約のうえお気軽にご相談ください。

ワクチンを受けることができない場合

  • 高熱がある場合。
  • 重い急性疾患にかかっている場合。
  • ワクチンによりアナフィラキシーショック(重いアレルギー反応)を起こしたことがある場合。
  • その他、医師が受けられないと判断した場合。

接種が遅れてしまったら

ワクチンの接種が遅れてしまい、前の接種から間隔があいてしまった場合でも、次の接種はちゃんと有効で免疫ができます。そのため、最初から接種しなおす必要はありません。すぐに次の接種を行いましょう。

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