インフルエンザウイルスの感染により、高熱、鼻水、咳、全身倦怠感などの症状が出ます。
脳炎や肺炎をおこしやすい、普通のかぜとはまったく違うウィルスです。
小さな子どもの場合、1回の接種だけでは十分な免疫ができません。重症化を予防するのに必要な免疫ができるのは、2回目を接種して2週間ほどたったころからです。
毎年、流行するウイルスの型が違い、それにあわせてワクチンがつくられています。前のシーズンに接種していても予防効果は期待できませんので、原則として毎年、2回ずつ接種しましょう。
<対象者年齢>
対象者年齢は生後6カ月から可能ですが、お子さんに接種するか心配な際は、当クリニックまでご相談下さい。
インフルエンザは小さいお子様と老人の重症化リスクが高いと言われています。
ご兄弟がいたり、保育園や幼稚園に通っている等、かかる可能性の高いお子様については接種をお勧めします。
<回数>
生後6か月以上13歳未満 : 2~4週間間隔で2回の皮下注射
13歳以上 : 1回 (受験生など、より効果を高めたい方は2回)
効果を高めるためには4週間程度空ける必要があります。
流行する前(10〜12月)に2回接種が終了する事が望ましいと言われていますので、10月か11月に1回目、12月に2回目の接種を終わらせるよう計画して下さい。